le monde lunatique

白銀色の月光を浴びて、狂ってしまったのは世界?それとも私?

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歴史学研究会大会を聴く

このところブログの更新がまったくできず、すみません。
四月末に18世紀フランスのMという政治思想家の著作集(全15巻)が手に入り、毎日これを読むのに追われています。このMという人の著作は、フランス革命中にさかんに出版され、広く読まれたのですが、革命終結後はほとんど読まれず、新しい版もほとんど出ていないのです。
今回私が手に入れた著作集は、革命暦3年(西暦1794-5年)に出版された版を写真製版して製本し1977年にドイツで出版された版で、このリプリント版自体貴重で手に入れるのをほとんど諦めていました。ですからリプリント版が入手できたのは非常な幸運で、まずはそのなかの重要な著作を片端から読んでいます。
それでつい、日本語でものを書くのがおっくうになってしまったのですが、Mの読書が一通り終わるまで、しばらくこんな状態が続くと思います。ごめんなさい。

さて、そんななか、昨日と今日は学習院大学のキャンパスを会場に歴史学研究会の大会があり、ひさしぶりにMの読書から離れ、最新の歴史学の成果を聴いてきました。
といっても、私が聴講したのは本日の午後のみ。このため、本来は日本中世史に関する報告を聴くべきところ、(中世史の)報告がかなり進行していたので、隣の会場で行われていた合同部会(全体テーマは前近代におけるメディア)に赴き、北田葉子さんの「近世イタリアにおける古典の教養とメディア」という報告と、岡崎敦さんのコメント「いまなぜメディア研究かーー問題関心の背景と研究の展望」を聴き、午前中におこなわれた志内一興さんの報告「小アジアにおけるギリシア語・ラテン語併用碑文」、および森山央朗さんの報告「ハディース学関連知識の受容と利用」を含めた全体の質疑応答を聴講してきました。地域的には地中海世界、西アジア、イタリア、時代的には古代、中世、近世前期と幅広い範囲をカバーした報告および質疑応答で、とても刺激的でした。
また学習院大学は、今日始めて訪問したのですが、緑溢れるキャンパスがとても素敵でした。
会場には歴史図書販売コーナーも設けられ、大会中に限り図書が二割引で購入できます。私は、先日の明月記研究会以来気になっていた尾上陽介さんの『中世日記の世界』(山川出版社)を見つけ、購入しました。そんな高い本ではないのですが、少しでも安く手に入れることができ、うれしかったです。

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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/05/28(日) 23:33:44|
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